体臭 ( 術後臭 PATM ) を克服した経緯を書く ブログ

約8年間悩んだ体臭を克服して、2年経ちました。 その経過を書いていきます。 とっつきにくい内容かもしれませんが、少しでも参考になればと思います。

2019年01月

遺伝子のスイッチ①(メチレーションのこと)


生物というのは、どれも遺伝子によってコントロールされている

と、これまでは当然のように考えられてきました。

でも、以前ご紹介した本(「思考」のすごい力)では、

生物は、遺伝子に支配されているのではない。

思考が細胞に影響を与え、目の前の現実にも影響を与えている、とありました。




ここでさらに、別の本のご紹介と、メチレーションの話をしたいと思います。

以前の記事の「HSP」とも関連しています。

今回の本は、「自己肯定感を上げる」

脳のネットワークに支配されちゃう人たち」の記事でご紹介した

大嶋信頼先生の本になります




大嶋先生は本の中で、遺伝子のスイッチをオンオフすることで、

気になる症状が出たり治まったりする、とうことを書いています。

これ、MTHFR遺伝子多型についてご存知の方なら、

「メチレーションのことだよね」とピンとくるのではないかと思います。

とはいえ、本の中で大嶋先生はメチレーションとかMTHFR遺伝子のことは

確か書いてなかったと思います。


でも、大嶋先生がこの本の中で主張されてることは、

『思考のすごい力の』のブルース・リプトン先生と同じように、

特定の遺伝子を持つからといって

その症状からは逃れられない、というのではなく、

遺伝子の情報だって修正可能、と言っているんです。

遺伝子配列そのものを変えるとは言ってませんが、

遺伝子が働くためのスイッチをオン・オフにすることで

その遺伝子の影響をコントロールできる、というものです。

で、スイッチの修正をするのが、「思考」による、とするのがブルース・リプトン先生で

大嶋先生は「催眠」の手法で修正すると、本にあります。

でも、どちらも同じことだと思います。

ちなみに、分子栄養学やニュートリジェノミクス(ニュートリゲノミクス)では

「思考」や「催眠」ではなく、

食事やサプリによって足りない栄養素を補うことで

遺伝子のスイッチのオンオフの不具合を助けよう、となります。

MTHFR遺伝子に多型があるなら、葉酸やビタミンB12をとろう、といったふうに。





メチレーションとは




術後臭やPATMの悩みを抱える方は、

「メチレーション」という言葉をご存知の方も多いのではないかと思います。

PATMの治療に積極的に取り組まれている小西統合医療内科の

小西先生のサイトやブログなどでも取り上げられていますね。

メチレーションというのは、分子栄養学のHPによると

体内で「メチル基」と呼ばれる化合物を他の物質に結合することで、

生命を維持するために必要な物質を作りだしたり、

あなたの遺伝子の働きの”強弱”をコントロールする仕組みをいいます。

とのこと。

もうちょっと説明すると、

ビタミンB群の一種である葉酸が、

体内でメチルテトラヒドロ葉酸(活性葉酸)変換され、

その活性葉酸が「メチル基」という化合物をつくる。

メチル基」は上の赤字の説明とおり

他の物質(細胞内のたんぱく質や脂質、DNAやRNAにも)にくっついて、

生体に必要な物質を作り出したり、遺伝子の強弱をコントロールする、

ということです。

では、必要な物質を作り出したり、遺伝子の強弱をコントロールするとは

具体的にどのようなことなのか、というと。

以下、分子栄養学のHPから抜粋です。(分子栄養学「メチレーションとは」





「メチル基」は実に多彩な役割を果たしている

・遺伝子のスイッチをON/OFFにする
化学物質や体内毒素を解毒する
・神経伝達物質の合成やホルモンを分泌する
・DNAやRNAの合成や修復を行う
・分化に必要なタンパク質を作り出す


つまり、体全体のコントロールを担っているのがメチレーション(メチル化)

私たちの「手」から「耳」が生えてこないのは
「手」という遺伝子では「耳」の遺伝子に関するスイッチがOFFになっているからだ


日本人の両親から生まれた子供が「金髪」にならないのは
遺伝によってその子供の髪の毛にある「金髪」の遺伝子スイッチがOFFになっているためである


反対に、メチル基が反応して機能を果たす場合もあある
RNAのウラシルにメチル基が結合すると、DNAのチミンになる
メチル基が付かないと、ヒトのDNAの材料であるチミンを作り出すことはできない
RNAやDNAが正しく作られなくなるということは
体の根幹をなすタンパク質合成にも支障を来すことになり、
正常な身体機能を維持することができなくなることを意味する

神経伝達物質の合成や分解にも問題がでるため、
脳神経系に障害がでる場合もある


他にもエネルギーが作られず、解毒や免疫力も低下し、
体の代謝システムが崩壊することであまねく病気が引き起こされると考えられている



以上です。

この説明のように、メチレーションが正常に機能していないと、

いろんな問題が出てきます。

同じく分子栄養学のHPには、

メチレーションの機能異常により発生する病気として、

糖尿病、がん、肺血栓塞栓症、口蓋裂、二分脊椎、自閉症、発達障害、パーキンソン病、神経管欠損、動脈硬化、免疫不全、ADD/ADHD、多発性硬化症、アルツハイマー病、先天性心疾患、流産、線維筋痛症、慢性疲労症候群、うつ、甲状腺機能低下、神経症、統合失調症、双極性障害、アレルギーなど

が、挙げられています。

メチレーションの機能低下が体臭やPATMの悩みと関連して取り上げられるのは

主に解毒能力の低さから血管が汚れて云々…とか、

解毒できなかった物質がニオイや刺激物質になって…と解釈されることが多いかと思います。

メチレーションは、本当にたくさんの疾患の原因になり得るわけで、

たとえMTHFR遺伝子多型があったとしても、

他の遺伝子との関連や生活習慣・ストレスの有無などによって

どの遺伝子のスイッチをオンオフするかは人によって無限のパターンがある。



大嶋先生の『あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ! 』には、

確か「メチレーション」という言葉は出てきてないと思うのですが、

メチレーション機能を、サプリなどを使ってコントロール(スイッチのオンオフ)するように

催眠の手法で関連遺伝子をオンオフし、「不快な症状」をなくすことができる、

その画期的な方法が、大嶋先生によって紹介されています。

それは、催眠の手法を用いたもので、薬やサプリを飲んだり、身体に刺激を与えることもなく、

遺伝子コードを唱えるだけでスイッチのオンオフが起こる、というもの。

分子栄養学やニュートリジェノミクスだと、メチレーション低下にはメチル葉酸を、となりますが、

大嶋心理学では、呪文を唱えたら治った!的な手法、ということになります。

大嶋先生は、それを催眠によって暗示にかかったから、と説明されてますが、

『思考のすごい力』のブルース・リプトン氏の言う、



生物は、遺伝子に支配されているのではない

思考が細胞に影響を与え、目の前の現実にも影響を与えている



が、大嶋先生の手法によってそのまま現実として起こっている、と言えると思います。

言葉が遺伝子(のスイッチ)を変え、目の前の不快な症状を消してくれる、ということです。

そんな、魔法みたいなことが本当に?と思いたくなりますが、

私は本を読んでものすごく納得できました。

前の記事でご紹介したHSPの本(敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本)でも、

長沼先生が、

「想念や感情、言葉などの目に見えないものにもエネルギーがある」

 と、おっしゃってますしね。

魔法でも不思議でもなんでもないんだな、という感じです。

似たような例だと、「プラシーボ」もありますね。

「よく効く薬です」と言って飲ませると、本物の薬だろうが、ただのビタミン剤だろうが

なぜか症状の改善が見られる…といったような実験です。

「病は気から」と昔から言いますが

「想念や感情、言葉などの目に見えないものにもエネルギーがある」

ということは、昔から何となく受け入れられていたし、

日常の何気ない出来事の中にも、実例があふれてるんだろうな、と改めて思います。





日本人の「MTHFR遺伝子」多型について



MTHFRという酵素が、葉酸や葉酸塩をメチルテトラヒドロ葉酸(活性葉酸)に変える。

が、この酵素を作る遺伝子「MTHFR遺伝子」、

日本人には多型(変異のこと)が多いのです。

私もこの遺伝子に変異があります。

キネシオロジーの先生にも、葉酸サプリをすすめられています。

上記で書いた通り、遺伝子多型があって葉酸不足であっても、

思念や言葉でそれを補うことができるんだ!と今では納得してはいますが

それでも時々、メチル葉酸を含むビタミンB群のサプリを飲んでいます。

(以前は毎日飲んでました)

メチレーションの低下があるとわかっている人には、

やはりサプリは手っ取り早くて便利だと思います。



葉酸は、サプリでとるなら「(6S)-5-methyltetrahydrofolic acid」と明記されているものを。

ただの「葉酸」として売られているものは、

「folic acid」、人口的に合成された葉酸のことで、はっきりいって有害です。

folic acidからメチルテトラヒドロ葉酸に変換するには、

体内でいくつか段階を踏む必要があります。

ところが上でも書いたとおり、日本人には、

メチルテトラヒドロ葉酸に変換する遺伝子(MTHFR遺伝子)に問題があって

メチレーションの機能が低下している人が多いのです。

そういう人がfolic acidを飲むと、体内で使えない葉酸が蓄積し、健康に悪影響が出ます。

また、「folic acid」以外にも、サプリに「folate」と書かれてるものがありますが、

これは、野菜などから抽出した天然の葉酸です。

人工合成の「folic acid」ほどじゃないですが、「folate」も体内ですぐに使えません。

天然だから安心、ということではないということです。

そこで、葉酸サプリを選ぶなら「Methyl Folate」さらに

「(6S)-5-methyltetrahydrofolic acid」と書かれてるものを選ぶのがいいようです。



ビタミンB群を飲んでいる人も、要注意です。

国産のほとんどの「葉酸」「ビタミンB群」のサプリは、含まれる葉酸が人工の葉酸(folic acid)です。

葉酸以外にも、ビタミンB12等も、体内ですぐに使えない組成のものが多いし、

カプセルなどに使われる添加物も良くないものが多いです。





ただ、この記事で一番にお伝えしたいのは

じゃあ、メチル(活性)葉酸のサプリを飲もう、とうことではないんです。

今回お伝えしたいのは、メチレーションの機能低下(MTHFR遺伝子の多型)は

体臭(PATM)で悩む人の多くが当てはまるのではないか…ということなんです。





MTHFR遺伝子多型と
「HSP」そして「支配されちゃう人たち」




以前の記事で、体臭(PATM)で悩む人の多くはHSP体質ではないか

ということを書きました。

さらに、HSP体質は、大嶋先生の言う「支配されちゃう人たち」と同じではないか、とも。

人口の約5人に1人は、HSPという体質である、ということですが、

大嶋先生の言う、自己肯定感の低く、他人のストレスを流し込まれる「支配されちゃう」タイプの人も

同じく10人のうち2人が当てはまる、ということなんですね。

対する、メチレーションが低下しているMTHFR遺伝子が多型である人は、

HSPなど人口の2割よりもはるかに多く、

日本人の約7割を占めるのだとか。(世界的に見て、日本人は多いらしいです)

※遺伝子多型=人口の1%以上の頻度で存在する遺伝子の変異のこと



MTHFR遺伝子多型には、2タイプあって、

C/T型は、葉酸を十分摂取できていても、やや不足しやすいタイプで、全体の50%、

T/T型は、葉酸を十分摂取できていても、不足しやすいタイプで、全体の16%、

合わせて、日本人の約7割にMTHFR遺伝子の多型がある、ということなんですね。





ここで、大嶋先生の『あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ! 脳の電気発射を止める魔法の言葉

の話に戻ります。

大嶋先生は、たくさんのカウンセリングのデータから

クライアントさんの問題行動に、特定の遺伝子が関わっているのでは…と見当をつけ、

調べていくうちに、症状を引き起こすと思われる遺伝子を一つ一つ特定していったそうです。

例えば

「音に敏感な遺伝子」(NLGN4X遺伝子)

「人からの攻撃・嫌がらせに発作的に反応してしまう遺伝子」(MT-TH遺伝子・  MT-TS1遺伝子)

「人の目を見て話すと発作で頭が真っ白になってしまう遺伝子」(CASK遺伝子)

など。本の中で何十個か紹介されてますが、

おそらく大嶋先生は何百という遺伝子リストをお持ちのようです。

これら、大嶋先生が独自に特定した遺伝子は、ある特定の刺激に発作的に反応して、

日常生活に困るほどの症状が出る原因となる遺伝子です。(あくまでも先生の臨床データからの仮説)

そして、その遺伝子コードを唱えることで、遺伝因子のスイッチをオフにし、

発作が起きないようにして、不快な症状がなくなる…としています。

そんな、「呪文を唱えて治す」なんて魔法みたいなことが?と思いたくなりますが

それが成り立つメカニズムとしては、「催眠療法」や「外在化」として、

カウンセリングの分野では一手法として、わりと一般的なようです。



また、原因となる遺伝子が反応するのは、

「同じ遺伝子を持つ人同士で起こる」と言っているのが興味深いのです。

さらに、この遺伝子の本に出てくる症状とは、

敏感な人、HSPの人の特徴と似たような症状が多い。

「他人の“不快感”に反応する遺伝子」なんて、

人の気分に左右されやすいHSPの人が、いかにも持ってそうな遺伝子だし

日常生活に困るほどなら、きっとスイッチがオンになってるだろう、と思われます。

PATMなどで「反応する人としない人がいる」というのも、

同じ遺伝子を持つ者同士が脳のネットワークを通じて反応するから

同じ遺伝子を持ってない人なら反応しない、と考えられそうです。

そう考えると、たくさんの人に様々な種類の反応をされる人ほど

問題となる遺伝子をたくさん持ってて、さらにその遺伝子のスイッチの多くが

オンになった状態だから…と考えられるのではないでしょうか。

そして、そのスイッチのオンオフに

メチレーション(MTHFR遺伝子)が関わっている可能性が考えられます。

上記のメチレーションの説明にもあるように、

メチレーションは、遺伝子のONOFFと係わっているとされているからです。

つまり、術後臭やPATMで多くの人から様々な反応をされる人たち

=HSP

=支配されちゃう人たち

=低メチレーション(MTHFR遺伝子多型)

ということになるのではないか…と。

この3つがイコールで結ばれるかどうかは私の個人的な考えなので合ってるとはいえませんが

この3つのケースそれぞれの症状や特徴の多くが一致するところがあるので

これらに対する対策をすることで、症状の改善をするという方法もあるかもしれない、ということです。



HSPなら、関連書籍や関連ブログで言われている防衛策などがあるし

大嶋先生が提唱される様々な手法(遺伝子コードを唱えることや自己肯定感をあげる方法)、

そして、低メチレーション対策(葉酸サプリ)など。

これらに取り組むことも、術後臭・PATMの改善の助けになるかもしれません。

私も、悩んでた当時に、低メチレーション対策で活性葉酸を飲んでいたので

それも助けにはなっていたのかもな、と思います。

劇的な変化は感じませんでしたが…。



いずれにせよ、今回の記事に書かれていることは

引用部分以外は、あくまでも私個人の経験からの考えだということをご理解くださいね。



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汗の味とか、空気清浄機とか


ものすごい微妙な記事タイトルですが…。

今日は、最近思い出した、悩んでた当時の出来事について。

基本、過去の辛かったことはあまり書かないようにしています。

以前の記事でも同じようなことを書きましたが、他の人の辛かった経験談を読んで

それに感情移入したり、リアルに想像したりすると

その周波数に同調して、同じような現実を目の当たりにする可能性がグッと上がるからです。

例えばワキガの手術を受ける前に「術後臭」という言葉を知って

不安に思いながら手術を受けるのと、

「術後臭」のことなんて知らずに、「これでニオイの悩みとは完全にオサラバだ!」

とワキガの完治を確信して手術を受けるのとでは、

その後の展開がかなり違ってくるだろう…ということです。

術後臭のことを知ってる・知らない、だけでなく、

「手術しても治らなかった人がいる」のをネットで見て「自分もホントに大丈夫かな」

なんて不安に思ってたりすると、やっぱりニオイが残ってる、とか、

やっぱり反応される、となる可能性が高くなるんですね。

あるいは、術後にニオイの悩みから解放されて何年も過ごしてたのに、

ふとネットで術後臭やPATMのことを知ってしまい、

「まさか自分も…」と思って周囲の反応をうかがってるうちに

他人のちょっとした仕草が気になり出し、そこからどんどん症状が出始める…とか。

以前紹介した「腰痛は心の叫びである」という本でも、

確かヘルニアの手術だったと思いますが、

手術をしても治る人と治らない人がいて、

手術で治る人は「治ると心から信じることが出来た人」みたいに書かれていました。

はっきりいって、腰痛はヘルニアの手術をしてもしなくても同じ、ということ。

腰痛の大部分は「意識の問題」なので、ヘルニアの手術で直接治るわけじゃないけど

「手術をしたんだから絶対に治る」という信念があれば、

それによって治ることもある、ということなんですね。

でも、ちょっとでも「治らないかも」「再発するかも」「本当は治りたいと思ってない」

などの潜在意識があると、手術しても治らなかったり、再発したりする。

そのようなことが書かれていました。



術後臭の場合、「術後臭」のことをまったく知らずに

他人の反応が気になり始めてからネット検索で

初めて「術後臭」や「PATM」のことを知った方もいるかもしれないので、

そのような場合は「腰痛~」の例は当てはまらないのかもしれません。

でも、手術しても周りの反応が気になるようなら、

術後臭のことを知らなくても、やっぱり手術前から「アポクリン腺の取り残しがあるかも」などの

不安や疑いが強かったから…に他なりません。

そして、ほとんどの場合は、何の前触れもなく突然反応され出したのではなく、

例えばネットの書き込みを見て「自分も臭ってる(刺激物質出してる)かも」とか

「術後臭だけでなくPATMも当てはまるかも…」とか

元々不安に思う気持ちがあって、さらに何かのきっかけで極端に気にするようになり

その後加速度的に反応がひどくなった…という場合が多いのではないでしょうか。




とにかく、ニオイの悩みに限らず、他人の辛い経験が書かれた文章を

安易に読み込まないことで自衛する必要があるな、と個人的には思っています。

もう一度書きますが、

他の人の辛かった経験談を読んで、それに感情移入したり、リアルに想像したりすると

その周波数に同調して、同じような現実を目の当たりにする可能性がグッと上がるからです



で、そんなことを言いつつ、過去の辛かった経験について今回書くわけですが。

ここで言いたいのは、こんな辛い経験をしてますということではなく、

今思うと、この経験も結局は自分の思い込み、

といっても、思い込みだから「自分の気のせいだった」というのではなく

思い込みによって「そんな現実が作られていた」ということなんです。

だから、辛い現実を作るような思い込みは、潜在意識からなくしてしまいましょう、ということです。





ということで、汗の味




私が、術後臭対策で一番長期にわたって頑張ってたのは、

毎日熱いお風呂で40分以上半身浴、というものでした。

4,5年は続けたでしょうか。

40分以上、というのは掲示板か何かの改善報告のマネだったと思います。

夏でも毎日、汗をいっぱいかけるようお湯の温度を上げて、フーフー言いながら浸かってました。

半身浴の他に、「真夏に1時間だか2時間以上、

速足でウォーキングして玄米菜食で改善した」、という情報も取り入れて、

結構長い間、ウォーキングもしていました。

冬場は、締め切った部屋の中、ストーブの前にルームランナーを置いて歩いたりもしました。

とにかく、「汗だくにならねば」と必死でした。




そうしたことを続ける中、あるときふと、「汗をなめてみよう」と思ったんですね…(^_^;)

「毎日汗だくになってるけど、血液が濃くなって相当塩辛いのかも」

「PATMも気にしてるから、塩気だけでなく他にも変な味がするかもしれない…」

なんてことを思いつき、ある日半身浴で身体に浮いていた汗をなめてみたわけです。

腹から上の、お湯から出てるあらゆる毛穴から汗が浮いてましたから、

手の甲とか、肩とか、顔とか、胸とか、

ホントもう書いてて恥ずかしいですが、直接、あるいは手ですくって味を確かめました。



結果。



肩(脇の近く)の汗が、めっちゃ酸っぱかったんですorz



「汗の味が酸っぱい」とか、そんな情報は2chとかでも見た気がしないんですが。

本当に、明らかに酸っぱかったんですね。(その後何度となく試しました。数年にわたって)

で、「こんな酸っぱい味ってことは、酸っぱいニオイがしてるはず」、とも考えました。

そして、「これは血液が酸性になってるから?」とか、

「酸性かどうかは別として相当血が汚れてるに違いない」、とか、

「運動のしすぎで乳酸とかが溜まってるってこと?」…と思ったりしました。

で、酸性にはアルカリでしょう、と、アルカリイオン水を飲んでみたり、

酸性食品を控えるようにしてみたり。

でも、ほとんど意味なかったと思ってます。

乳酸が疲労物質というのも最近では怪しいらしいし、

そもそも、運動して乳酸がたまるのは筋肉らしいですしね。

だいたい、乳酸の味が酸っぱいかどうかなんて、良く考えたら、知らない。

「酸」がつくから何となく「酸性」「酸っぱい」というイメージだけ。

だいたい、なぜわきの下の近くの「肩」だけが酸っぱかったのか。

今思うのは、私は当時(というか術後臭に悩むようになってからずっと)

手術によって脇から汗をほとんどかかなくなったことに恐怖を感じていたんですね。

脇から大量の汗とともに毒素を排出してた(だろう)はずなのに、それを強制的に止めてしまった。

だったら、汗が出るようにならなければ、最早治らないのではないか。

でも、手術で汗腺を取ってしまったから、もうそこは二度と再生できない。

術後臭・PATMが治らないだけでなく、身体の中にどんどん毒素がたまっていってしまうかも…。

この恐怖が、いつもありました。

玄米菜食をしても、サプリを飲んでても、脇汗を取り戻せない以上

結局全部無駄なんじゃないか…という恐怖。


だから、脇に近い肩の汗が酸っぱかったのは、

脇から出せなかった毒素がそこから出てるんじゃないか…と。

そう思うようになったのは、汗をなめてみる前か後かおぼえてませんが、

完治するまで、ずっとその思いがありました。





でも、結局「汗をなめてみよう」と思ったときも、

実際汗をなめてみて「酸っぱい!」となったときも、

「思い込みばっかり抱えてた」ということが、今ならわかります。



「血液が汚れてるんじゃないか」
「汗が濃くなってるに違いない」
「乳酸の蓄積で酸っぱいのかも」
「脇汗が出ないから、近くの肩から毒素が出て酸っぱい味が?」


この辺、全部根拠のない思い込みです。

でも、精神的に追い詰められた末の、相当強力な「思い込み」だったわけです。

根底には「脇汗が一生戻らなければ、完治できないのではないか」という強い恐怖もあった。

おまけに、「汗の味を確かめる」という行為は治すための行動ではなく、

結局「自分は汚いに違いない」っていう自虐的な信念を上塗りするだけの行動だったんですね。

治るための行動とは、真逆のこと。

治るわけなかった…と、つくづく思います。

で、ダメ押し的に、なめたら実際「酸っぱい」となって、

さらに落ち込んで負のスパイラル…。





なので、この文章を読んで、絶対に「汗なめてみよう」とか思わないで欲しいのです。

確かめたって何にもならないんです。

どこかの記事で書いたように、ニオイ(刺激物質)のあるなしは重要じゃないんです。

ニオイや刺激物質のことを気にせずにいられない自分がいる、

周囲の反応を気にせずにいられない自分がいる、それが全てだからです


実際ニオイや刺激物質が出てる場合も出てない場合もありますが、

悩みを克服するうえで、それを確認することにはほとんど意味がないと思います。

当時の私は、肩から出る汗が酸っぱかった。これは事実です。

でも、汗の味が酸っぱく無くなれば治る、というのではない、ということです。

たくさんの思い込みや恐怖が「肩の汗が酸っぱい」という現実を創っていたからです。

思い込みや恐怖を無くすことが、嫌な現実を変えることになります。




ちなみに、最近そのことを思い出して、久々に半身浴して、汗をなめてみました。

酸っぱい味はしませんでした。しょっぱかったけど。

思い込みや恐怖を手放していたから、というのが大きいと思ってますが、

ムリして汗を出しまくるという行為そのものが、身体に負担をかけてたのかもしれないですね。

半身浴はもちろん、運動でも食事療法でもサプリでも、その他のことでも

「やりすぎ」はかえって状況を悪化させるんだろうな、と思います。

結局、汗の酸味の原因はわからずじまいですが、その辺は判明してもしなくても同じかな

と、今は思っています。

かといって、気なる症状があるのなら、

その原因を追究するのが悪いことだとも思ってません。(汗の味の確認は絶対NGですが)

原因を納得いくまで追求し、対処療法を繰り返す中で改善する、というのが合う人もいると思います。

それを繰り返すうちに自信がつき、自然と自己肯定感が上がって、

自分では気づかないままに意識が変わって完治する。

ネット上で完治報告をしてくれている人たちは、そういうプロセスをたどったのかも、と思っています。

いずれにせよ、誰にとっても「これをやれば絶対治る」という方法はないのだと思います。

逆に、「これをやれば絶対治る」という確信さえ持てれば、

方法は何であれ、すぐ治る可能性がある、とういうことでもあります。

じゃあ、どうすれば「これをやれば絶対治る」と確信することができるのか。

それには、自分が選んだ方法を心から信頼する必要があります。

自分で選んだ方法を信頼するためには、自分への信頼が必要です。

そして、「自分で治す」という自覚。

かくいう私もまだまだですが、自分を大事にすること。自分に自信を持つこと。

それを追及していくのが、潜在意識をクリアにする、というプロセスでもあります。






そして、空気清浄機のこと



同じく、最近思い出したのが、空気清浄機のこと。

これは、ネット情報でよく見かけたものです。

空気清浄機が、異常に反応してしまう、というもの。

ひどい体臭で悩むまで、家で空気清浄機を使うという発想なんてなかったんだけど、

外からのくさいくさい攻撃や、咳攻撃のために窓を閉め切るようになっていた私は、

うん、空気清浄機、使った方がいいよな、と考えて、外出もままならない中

頑張ってヨドバシで買ってきたわけです。

で、いざ家に置くようになったら、今度は反応が気になってノイローゼですよ。

自分が通ったときだけ異様に反応するのです。まさにネット情報の通り。

ただ近くに座ってるだけなのに、緑からいきなり赤に反応することもあって

もう、まともではいられませんでした。

でも、外の反応が気になって、止めることもできないんです。

それだけ変なニオイだか刺激物質を出してるってことなんだから、

少しでも空気清浄機で軽減しないと、周りに迷惑がかかる…ということで。

ほんとに、おかしくなりそうでした。というか、おかしくなってました。

空気清浄機の反応が恐ろしい。

でも、家の周りからの反応も恐ろしくて、空気清浄機を止めることもできない。

それまで、家の中で一人になる時間が唯一安らげるときだったのが、

空気清浄機を買ったせいで、家に居ることすらストレスになってしまったのです。




で、その空気清浄機の反応ですが、これも量子力学的に説明がつく、と今は思ってます。

結局「こうなったらどうしよう」という極度の不安や恐怖の周波数が、現実になる、とうことです。

そのことについては、過去記事で詳しく書いています。(潜在意識と体臭のこと

さらに補足として、最近何冊かご紹介している心理カウンセラーの大嶋信頼先生の本で、

まさにうちの空気清浄機と同じことなのでは?という驚きエピソードが紹介されていました。

先生のカウンセリングルームに置いているCDプレーヤーが

何度か立て続けに壊れてしまった、というお話です。

比較的新しいものなのに、一体なぜ…と原因を追究していって

それが起こるときに、とあるクライアントさんが隣室でカウンセリングを受けていた、

ということがわかったそうです。

本は知人に貸していて抜粋できないのですが、先生のブログに同じようなことが書かれてました。


でも、カウンセリングをやっていて、クライアントさんが過去のことで「おりゃ~!」と怒ったら
「あ!CDプレーヤーが壊れちゃった!」という現象があり「へ~!」となります。

 もしかしたら不良品だったのかも?と思って、今度は別の高いやつを買って使っていても
「あ!クライアントさんが怒ったら壊れちゃった!」と原因不明の故障で再起不能に。

 怒った時に電球が切れたりするから「電球を変えるのが大変!」と
以前は頻繁に電球を交換していました(ありがとう~!LEDさん!)。

 あ!脳って電気で動いていて、その電気って外にも影響を及ぼすのかも?
とたくさんのケースを見ていてそのような仮説が立てられます。

 そして「不安」とか「緊張!」そして「ムカつく!」と怒りや不安を脳に帯電させて
発散することができない方が「ビビビッ!」となっている傾向があるかも!ということが見えてきます。
だから「不幸を引き寄せちゃう!」という人たちの考えは間違っていなくて
「脳に怒りや不安の電気を帯電していると~!大変な目にあう~!」という物語がここで出来上がるわけですね。




「脳って電気で動いていて、その電気って外にも影響を及ぼす」


脳に微弱電流が流れてるのは周知の事実ですね。(脳波)

その電気が、自分の脳だけでなく、「外にも影響を及ぼす」ということ。

これはあくまで大嶋先生の仮説ですが、電気は周波数ですからね。

全ての物質と、物質以外の目に見えない電波や音、さらには思念に至るまで

周波数(エネルギー)である、というのは量子論でも説明できることです。



大嶋先生の場合は、CDプレーヤーの故障だったり、電球が切れたり、ということでした。

そして、それが起こるきっかけが、「クライアントさんの怒り」

つまり、極度の「不安」「緊張」「怒り」などの感情がきっかけになっている…と。

空気清浄機も同じ…としか思えないのですが、どうでしょうか。

私の場合も、極度の「不安」、外でも家でもリラックスできないという極度の「緊張」。

これによって、当時の私の脳は常に帯電しまくってるので「大変な目にあう~!」、

大変な目=空気清浄機の異常反応、ですね。

(ご近所からのクサイクサイ攻撃やすれ違いざまの咳・鼻啜りなども同じことかな、と)

「脳の電気」でCDプレーヤーを壊せるくらいなら、空気清浄機の異常反応なんて

簡単に起こりそうな気がしてしまいます。

そして、この「外にも影響を及ぼす脳の電気」を通じで、

人はみんな「脳のネットワーク」でつながっている、というのも大嶋先生の仮説です。

まさに、Wi-Fiのようなネットワーク…。

私は、そのネットワークの中で、大嶋先生の言う2:6:2の下2割の支配されちゃう人たち、

あるいはそれと同じような特性を持つ、HSPといわれる敏感な人たちは

生まれつき、他人の「脳の電気」の影響を受けやすい体質ということかな…

と、思っているんです。


でも、ここで「どれが他の人の思考か自分のオリジナルかわからな~い!」ってなるでしょ!
「不快な思考はみんな人のもの!」どれひとつあなたのものではない。
「これは私の思考だよ!」と思った時に、それが現実となり不幸の現実を作り出す…



大嶋先生は、そこまで(↑)言い切っちゃってます。(ブログより)

あくまでも先生は仮説です、とおっしゃってますが、

私は自分の経験から、その仮説がものすごくしっくりくるんです。



ちなみに、現在の空気清浄機に関する状況について。

今は全く気にしてませんし、異常な反応もありません。

というか、家では使ってません。必要性を感じないから。

花粉の季節に時々使う程度です。

以前は病院の待合室などでもエライことになって(空気清浄機に反応されて)、

縮こまってましたが、そこでもおかしな動きはありません。

単純に考えれば、体臭・術後臭の悩みから完全に解放されたから

反応されなくなった…となるのでしょうが、

汗の味にしても、空気清浄機にしても、反応がなくなったのは

私の中の極度の「不安」や「恐怖」がなくなったからだろう、と思っています。

不安や恐怖が現実に影響を及ぼした結果が、「酸っぱい汗」であり

異常に反応する空気清浄機だったんじゃないかな、と。

実際ニオイや刺激物質が出ていたかどうかは、わかりません。

多分出てるときと出てないときがあったと思います。

ニオイや刺激物質が実際に出てたから空気清浄機が反応したのかもしれないし、

原因物質のあるなしにかかわらず、大嶋先生の言う「脳の電気」に反応してたのかもしれない。

検証しようもありませんが、何度もくり返しているように

ニオイや刺激物質の有無を確かめることは、治るのに何の役にもたたないと思う、

ということです。



最後に、上で書いてる文章のコピペになりますが、一番言いたかったことなので。




誰にとっても「これをやれば絶対治る」という方法はないのだと思います。

逆に、「これをやれば絶対治る」という確信さえ持てれば、

方法は何であれ、すぐ治る可能性がある、とういうことでもあります。

じゃあ、どうすれば「これをやれば絶対治る」と確信することができるのか。

それには、自分が選んだ方法を心から信頼する必要があります。

自分で選んだ方法を信頼するためには、自分への信頼が必要です。

そして、「自分で治す」という自覚。

かくいう私もまだまだですが、自分を大事にすること。自分に自信を持つこと。

それを追及していくのが、潜在意識をクリアにする、というプロセスでもあります。




…毎回同じことばっかり言ってる気がしますが。


本当に、そう思っているのです。



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HSPを知っていますか


前の記事「脳のネットワークに支配されちゃう人たち」でも触れましたが、

今回はHSPのことについてです。

HSP、という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。

私は術後臭とPATMを克服する1年くらい前に知りました。

最初その言葉を知ったときには、

「うーん。自分にも当てはまることもあるけど、そうでもない気もする」

と思いました。

でも、今では間違いなく自分はHSPであると思っています。

今回、HSPのことを取り上げようと思ったのは、

HSPという気質こそ、自分が体臭のことで、ここまで苦しんだ原因の一つ

ではないかと常々考えていたからです。




ブログでHSPのことを書こうと思っていたら、

つい先日、近所の本屋でふとHSP関連の本が目にとまり、パラパラ読んでみたところ

あまりにも内容が濃かったので、思わず買ってしまいました。

北海道の医師・長沼睦雄先生が書いた本で、

こちらの先生は北海道で実際にHSPの方の診察や臨床などを行っています。







HSPとは、アメリカの心理学者、エイレン・N/アーロン博士が見つけ出した概念。

「Highly Sensitive Person」の略で、「とても敏感な人」の意味。

アーロン博士自身も繊細で、敏感な神経を持っていたため、

自身の内面や同じ傾向を持つ人たちを観察・研究して、この概念を確立するに至ったとのこと。

アーロン博士の研究によって、

どの国でも人々の15~20%程度の割合で、HSPがいることが判明したそうです。

人によっては、

日本人は20%よりも高い割合でHSPの人が存在するのではないか、と言っています。

日本人のHSP比率の高さから、

古来より「以心伝心」の文化があるのではないか、ということのようです。

確かに、言いたいことをはっきり言う欧米や他の東アジア諸国など外国人と比べて

日本人は本音を言わずに「察してよ」的な態度を取る人が多いですね。

外国では通じなくても、日本人同士なら「察してくれる」ことが多々ありますから、

確かに、日本にはHSP体質の人が多いのかもしれません。



とにかく、このHSP、

環境や性格による後天的なものではなく、先天的な気質であるとのこと。


HSP体質の人に共通することとしては、本からの抜粋で



・心の“境界線”が薄い
私たちは「自分は自分、人は人」と自他を区別するための目には見えない境界線を持っています。
しかし、HSPの場合はこの境界線が薄いことにより、他人の考えや気持ちが流れ込んで心の中がいっぱいになってしまうことがあります。

・疲れやすい
繊細で敏感なHSPは、人の気持ちに共感や同調しやすいので、いつも気を遣い、常に神経を高ぶらせた状態で生活しています。一日中休む暇もなく脳も自律神経もホルモンもフル稼働の状態であるため、どうしても非HSPに比べて疲れやすいのです。

・刺激に敏感
HSPは、さまざまな刺激に対して敏感です。人により種類や程度は異なりますが、五感や六感、痛み、イメージ、感情、雰囲気にも敏感なのです。

・人の影響を受けやすい
HSPは一緒にいる人の表情や声のトーン、身振りなどの小さなことから相手の気持ちを読み取ってしまいます。また人の言葉を真に受けて巻き込まれやすいのです。

・自己否定が強い
自己肯定感が低いので、いつも「自分の責任かも」と考えてしまう傾向にあります。自分より他人を優先して考えてしまうために、本当の自分がわからなくなっているのです。

・直感力がある
直感や予感が鋭いのも、HSPに共通する特徴です。「今、ここ」の目崎よりは、未来や意味などを感じ取る能力が高く、思考よりも感情に強く反応します。


本にはもっと詳しくチェックリストが載ってますが、

ネットでもたくさん情報が出てるので、目についたものを参考までにリンク↓


HSPのすべて|特徴・診断・適職・敏感で生きづらい理由と対処法について



興味のある方は、↑のサイトで自己診断のチェックリストを試してみてください。

ほとんど全部当てはまる、という人もいるかもしれませんが、

うーん微妙、当てはまるような当てはまらないような…という人もいるかもしれません。

そういう人でも、「自分は違う」と、すぐに結論づけないで欲しいんです。

私自身、最初この言葉を知ったときは、すごく興味をひかれたものの、

自分に当てはまるかは何ともいえないな…という印象でした。

だから、その後すっかり忘れて半年とか1年ほど経ったとき

そちら方面の専門家の方とたまたまお話する機会があって、そのとき

「HSPの度合いを10段階で表すと8段目くらいの、かなり高いHSP体質だと思う」

と言われました。

「今までかなり生きづらさを感じてきたんじゃないですか」、とも。



そう言われたときでさえ、正直、ピンときませんでした。

そもそも、「生きづらさ」って何だろう。

確かに、輝かしい人生とは言えないけれども、

日々の食事に困るほど貧しい家庭で育ったわけでもないし、

親からすごく愛された感じもないけど、虐待のようなこともなかったし。

人の輪に入ることに苦手意識はあったけど、それなりに友達がいて

壮絶ないじめに合ったわけでもない…。

「全てにおいて普通。それが私の人生」だと思ってきました。

(あくまでも、術後臭に悩まされる前のことですけどね)

だから、いろんな苦難を味わった人からしたら、よっぽど恵まれてる、

これ以上望むのは贅沢なんじゃない?と。

(繰り返しますが、あくまでもPATMに悩まされる前の話です)

今思うと、それ自体(「自分は普通」、という思いや、「これ以上を望むのは贅沢」、という思い)も

他人から押し付けられた「固定概念」だったんですね。



今では、HSPの特徴について、「うん2,3以外全部当てはまってる」と思います。

そもそも、「それほど当てはまらない」と思った理由も

「どれもこれも、多かれ少なかれ誰でも感じてることだよね~」という気持ちからでした(笑)

あるいは、「当てはまってるのに気付いてなかった」ものもあります。

例えば、上記サイトにある


1.人の気分に左右されやすい


というのは、始め「自分はそうでもない」と思っていましたが、

潜在意識のクリアリングをして、内観をすすめる中で

自分と周囲の観察をしていったところ

「人の気分に左右されていること自体に気づいてなかった」

ということがわかりました。

HSPの人は、他人の気分に左右されやすいというより、

他人の気持ちを自分の気持ちのように感じ取ってしまう、ということなんですね。

だから、気分の浮き沈みが激しくても、

それが他人由来のものと気づいてない人も多いのだと思います。

潜在意識のクリアリングを始めて半年以上経ってからようやく、

「あ、この頭痛は他の人から拾ったものだったんだ」

「あ、この人に対するイライラは、あの人の気持ちに左右されてただけだったんだ」

ということがわかるようになりました。

防御の方法や、他人のイライラをスルーする方法を学んで試すうち

頭痛やイライラがスッと収まる経験を何度も繰り返すうちに、納得するようになりました。




また、人の気分に左右されやすいこと以外にも、

「生きづらさ」に気づいてなかったんだ、ということもわかりました。

壮絶な虐待やいじめに合ったわけでもない自分は、まあ恵まれてる方。

術後臭とPATMの苦しみを経験して初めて、「生きづらさ」とは、こいういうものだと知ったのだ、と。

だから、「あなたはかなりのHSP体質です」「子どもの頃からずっと生きづらかったでしょ」

と言われてもピンとこなかったんですね。

「術後臭の前はそれほど生きづらかったわけじゃないと思う」、と。

でも、これについてもやはり、今では自信を持って

「自分はずっと生きづらかったんだ」と言い切ることができます。

「生きづらさ」って、「辛い経験」や「思い通りにいかない経験」の多い少ないだけじゃないんですね。

自分の気持ちを一番大事にすることなく生きてたら、

特別過酷な経験がなくとも、たとえそこそこ充実感や嬉しいことがあったとしても

やっぱり「生きづらい」んです。

潜在意識のクリアリングをして、

「自分軸で生きる」「本音を大事にする」ことが当たり前になってくると

昔の自分はまるで、地面の上で宇宙服を着て生活してるみたいな、

とんでもな「く生きづらい」人生を送っていたんだ…と思います。

術後臭に悩まされるようになってからは、

さらにその宇宙服に、動けるギリギリの重さの鉄アレイを何個もぶら下げてた感じ。

一時は、重さに耐えられず、完全に行き倒れたときもありましたしね…。





さて、上でご紹介した本の内容に戻りますが、

私がこれをご紹介しようと思ったのは、特に下記の内容にハッとしたからです。

このブログでもしつこくご紹介してきた

量子論や周波数(本ではエネルギーとして)のことに触れられています。


p30より

「量子力学の理論によると、人間の感覚では捉えられない極微の世界では、エネルギー情報は物質としてもエネルギーとしても相互変換しながら存在可能であり、物質化していないエネルギーに満ちていることが知られるようになりました。そうであれば想念や感情、言葉などの目に見えないものにもエネルギーがあり、人間の脳や体の受容器で感知され、大脳皮質で意識化されたり、大脳辺緑系を介して無意識の反応を身体にもたらすと考えてよいかもしれません。
要するに、人間の脳や身体には五感や、五感では捉えられないエネルギー、さらに体の内側から生まれる刺激にも反応するしくみが存在し、その感受性が一人ひとり違っているということではないでしょうか。
HSPにおいては、大多数の人が使っていない受信チャンネルが開かれていたり、多くの人が使っているチャンネルの増幅機能が大きいと考えられます。」





「想念や感情、言葉などの目に見えないものにもエネルギーがある」

記事のどれかで、

今は科学者の人たちも魂のことなど「目に見えない世界」のことについて公に語る時代、

みたいなことを書いたと思うのですが、ここにも公に語ってる人いたー!と嬉しくなったのでした。

しかもこの先生、量子論とかエネルギーのことだけじゃないですからね。

本の中には「ホ・オポノポノ」や「カタカムナ」のことまで出てきますから。

ブログで記事にすることはないであろうと思ってきましたが、

ブログのURLに入ってる「ktkmna」はカタカムナを意識して付けたものです。

ホ・オポノポノもほぼ毎日実践してます。

が、これらはかなりスピリチュアル寄りだし、

拒絶反応を示す方もいらっしゃるかもしれないので、詳しくは触れないでおきます。

でも、そういう情報を現役のお医者さんがおおっぴらに語るようになった。

他にもそういうお医者さんを知っていますが、

とにかく、これまで「非常識」と思われてきたことが「非常識」でなくなってきている。

そのことだけは、たくさんの人に知ってもらいたいと思っています。

自分の中の「非常識」の枠を飛び越えることが、潜在意識のクリアリング、

特に、「他人から植え付けられた固定概念」を手放すためには、ともて役に立つからです。





とにかく、ここでHSPのことを紹介しようと思ったのは

体臭やPATMに悩む人はの多くは、HSPではないか、と考えているからです。

これまでの人生、生きづらさを感じたのは、

体臭に関することだけではなかったのではありませんか?

体臭に悩む前から、どこか集団に馴染めない、などなど…ありませんでしたか?

HSP、敏感であるということから自己肯定感がどんどん低下し(というか、元々低い気質)

潜在意識に自分を貶めるイメージがどんどん蓄積される。

「自分はダメなやつ」「自分は厄介者」「自分はクサイやつ」

潜在意識に蓄積されたこれらのイメージは、

実際に「人からバカにされる自分」「人から大切にされない自分」「体臭で嫌がられる自分」として

現実化しやすくなります。

自分が発する周波数がそうなっているから

量子力学的に、他のそういう周波数と同調し、目に見える現実がそれなりになるんです。

だから、体臭やPATMで悩むくらい深刻な現実が目の前にあるなら

それ以前から、なぜか自分だけ仲間外れにされてる気がする現実

なぜか人前で失敗ばかりしてしまう現実…

等々、実はものすごく「生きづらさ」を抱えて生きてきた可能性が高いと考えています。

そうした体臭の悩み以前からの「生きづらさ」と、

体臭の悩みという「嫌な現実」は、根っこで繋がっています。

「自分を認めてないから」「自分を大事にしてないから」などの潜在意識の問題であり、

体臭(PATM)の悩みがあってもなくても自分を苦しめる原因になります。

たまたま何かのきっかけがあって、

体臭(PATM)の悩みとして特に大きく現実化している、ということです。

だから、体臭の悩みから解放されるということは

その他の嫌な現実、人間関係とか金銭問題とか

あらゆる嫌な現実を覆すことにつながります。



そして、HSPを知って自覚することで、それが体質であり、

自分が悪いんじゃなかったんだ!ということを心から受け入れて

防御する方法やリラックスる方法を学ぶことで、

潜在意識のクリアリングもしやすくなると思います。



人より敏感、そういう性質があったんだ、

だから、人のことばっかり気にしちゃって、自己肯定感も低くなってた。

それで、数々の挙動不審をしちゃったり、ミスしたり、

思い通りにいかない嫌な現実が現れてただけ。

自分が悪いなんてこと、一つもなかった。

もっと、ありのままの自分を大事にしよう。

自分の本音を大事にして、自分軸で生きよう。

それに気づくきっかけの一つになればと思います。


最後に、上の太字の部分、前回の記事の

脳のネットワークに支配されちゃう人たち」で出てきた

下2割の支配されちゃう人たちの特徴とかぶってると思いませんか?

他人から流し込まれたストレス処理をさせられてしまう、自己肯定感の低いひとたち。

人のタイプを2:6:2割合で仕分けして、

下2割の人たちがそのタイプに当たると大嶋先生は言われていますが、

2割というのは、「(どの国でも)人口の15~20%程度の割合」で存在するという

HSPの人たちの割合と一致してるんですね。

数字的に一致してる上に、特徴的にも一致する項目が多いので、

私はなんとなく、大嶋先生の言う「2割の支配されちゃう人たち」と

HSP体質の人たちというのが、同じことなんじゃないかと考えたんです。



まあ、それはともかくとして、

体臭の悩みを解決する上でこういった特徴の人がいる、と知るのは

対策をたてる際の参考にはなると思ったので、記事にした次第です。

対処法とか防御法などについては、大嶋先生が提唱してるものや

HSP関連のいろんな本やブログがあるので

興味のある方は調べてみてくださいね。



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脳のネットワークに支配されちゃう人たち



私は、体臭に悩む人は「HSP」体質ではないか…とずっと思ってたのですが。

最近になって、心理カウンセラーの大嶋信頼先生の本を読み漁るうちに

HSPの体質の人は、MTHFR遺伝子に変異のある人でもあるんじゃないか…と考えてます。

HSPについては、今書きかけの記事を近々ブログに載せますので

初耳という方はそちらを参考にするか、ご自身で調べてみてください。

また、MTHFR遺伝子というと、体臭の悩みに関する話題でも取り上げられることがありますが、

「メチレーション」に関する遺伝子です。

これに関する記事も書きかけなので…以下同文。

今回は、これと関係する話で、大嶋先生の本とブログのご紹介です。

大嶋先生のことは、「自己肯定感を上げる」の記事の中で

「自己肯定感」が低いあなたが、すぐ変わる方法』という本を紹介していますが、

今回は、“脳のネットワーク”に関する話です。

大嶋先生は「無意識」に関する本も書かれていて、他の本でも先生のブログでも

しょっちゅう「無意識」という言葉が出てくるのですが、

これは、「潜在意識」と同義と考えていいと思います。




もう、大嶋先生の情報は、心理カウンセラーの枠を飛び越えて、

遺伝子のことやら脳科学のことやら、

最近では自己免疫疾患に関する独自の見解も示されていて、

先生が紹介するメソッドを試して「すごい」と思うことが何度もあったりで、

ビックリさせられっぱなしです。

が、今回はとにかく、「脳のネットワーク」のこと。

それと、「嫉妬の発作、」「孤独の発作」などについて、です。

なんのこっちゃ、という感じかもしれませんが、

私は、大嶋先生が主張されてることは、

HSPやメチレーションの低下と関連しているのではないかと思っているのです。






ミラーニューロン



大嶋先生の主張を理解する上で、まず大前提となるのが、ミラーニューロンのことです。



私が初めて読んだ大嶋本もこれでした。

ミラーニューロンとは、脳の神経細胞(ニューロン)の一つです。

自分がなにか行動をするときだけでなく、他者がする行動を見たときにも活性化する、

というのが、ミラーニューロンの特徴になります。

なんで「ミラー」なのかというと、

他人の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように

"鏡"のような反応をすることから(wikipediaより)、とのこと。

このミラーニューロンの存在を発見したのは、

確かイタリアのナントカいう学者さんだったと思うのですが

大嶋先生によると、「人間はミラーニューロンを通じて皆つながっている」というんです。

まるで無線LANのようにつながっていて、常に電気的な信号のやり取りをしている、と。

それは、傍にいる人だけでなく、ほんとに全ての人。

知ってる人である必要もないし、距離も関係ない。

みんながみんな、脳のネットワークでつながっていて、

意識してようがしてまいが(寝てても)、常に情報が行き交ってる、としています。

そして、人間は2:6:2の割合で、とある特徴別に3種類に分けられて、

それは、2割の支配者、6割の傍観者、2割の支配されちゃう人たち、の3種類だといいます。

そして、「2割の支配者」の人たちから、「2割の支配されちゃう人たち」

脳のネットワークを通じて、“ストレス”が電気的な信号として流されてきちゃう、らしいです。

「6割の傍観者」の人たちも、脳のネットワークに組み込まれてるので

ただ傍観してるだけではありませんが、ここでは長くなるので割愛。

ちなみに、大嶋先生は「支配されちゃう人たち」という本も出してます。
支配されちゃう人たち 親や上司の否定的な暗示から解放される超簡単テクニック


ストレスを流されちゃう2割の人たちは、なぜだかやたらと人に不快な思いをさせられたり、

過去の嫌な思い出をいつまでも引きずって、

事あるたびに思い出して不快な思いを味わったりすることになる。

本人は、それが全部「自分も悪かったから」とか「いつまでもクヨクヨする自分情けない」

とか思ってますが、人に嫌なことをされる場合はもちろん

嫌な過去を思い出すこと自体、相手側の問題だ、と言ってます。

つまり、「嫌な相手を思い出すとき、脳はその相手と強くつながっている」

「思い出して嫌な気分になったときは、

ネットワークを通じて相手の汚物処理(ストレス処理)をさせられている」…と。


これだけでも興味深いのですが、このミラーニューロンの本を読んで一番衝撃的だったのは

下記の内容でした。



下の2割の人(支配されちゃう人たち)は、まさに“汚物タンク”状態になっているので
「周りの人が受け入れてくれるわけがない」と思っています。
その不安は決して間違ってはいません。
自分のニオイが気になるという“自己臭恐怖症”などは、このストレスタンクの典型的な例なのです。

家族や周囲のストレスを脳のネットワークで流し込まれ、
本人の感覚としてはまさに“汚物状態”ですからに「ニオイが気になる」のです。




自己臭恐怖症の原因が、こういう切り口で語られているのは初めて見ました。

びっくりして何度も読み返し、腑に落ちました。


※上の文章だけだと、大嶋先生の考え的には、
「自己臭恐怖症」は周囲のストレスを流されたせいで「ニオイが気になる」状態、
つまり、「ニオイは気のせいである」、と言ってるようにも取れますが、
私の考えとしては、「断じて気のせいではない」と断言しておきたいと思います。
自分の経験上、あれが「気のせい」で済まされるわけがないと思ってますし、
量子力学的にも、「潜在意識に落とし込まれた強い信念」は現実に起こり得るからです。
どんな検査をしても特に原因が見当たらないのに、
ニオイや刺激物質を出す可能性は、ある。
実際出てるか出ないかは、その人の潜在意識がどうなってるかによる。
「くさい自分」を何より恐れているなら「くさい自分」が現実になり、実際ニオイが出てる可能性が高いし
「周囲の反応」を恐れる気持ちが強ければ、ニオイがなくとも相手の反応だけが突出して多く激しく出る。
そんな感じです。勿論両方の場合もあると思います。
そのときは、その場その場で、ニオイの出てるときと出てないときがあるのではないかと思います。
私自身はこのタイプだったと思っています。
いずれにせよ、ニオイ(刺激物質)のあるなしは重要ではないと思っています。
ニオイを気にしすぎる自分がいる、周囲の反応を気にしすぎる自分がいる、それが全てです。
オフ会でもニオイの確認ができない人がほとんどだし、専門家に確認してもらってもわからないことが多い。
前の記事でも書いてますが、ニオイの有無を確認することに集中することは
「におってる自分」を潜在意識に上塗りするだけで、かえって治ることから遠ざかります。





えーと、注意書きが長すぎて何の話だったかわからなくなりましたが…。


自分のニオイが気になるという“自己臭恐怖症”などは、このストレスタンクの典型的な例なのです。
家族や周囲のストレスを脳のネットワークで流し込まれ、
本人の感覚としてはまさに“汚物状態”ですからに「ニオイが気になる」のです。


という、大嶋先生の見解。

これを見た私は、思ったのです。

え、それじゃあ、体臭(PATM)のことで悩みに悩んでストレスまみれだったのは

つまり、周囲のストレスをこれでもかと引き受けてきたからなのかも???と。

確か、別の本だったかもしれませんが、

先生はこんなふうにも書いています。(細かいとこ違うかも)

例えば電車の中、座ってる自分の目の前に、不機嫌そうな表情で立つ人がいるとする。

それを見て、恐怖を覚えたり、自分も不機嫌な気持ちになったとしたら、

それは、不機嫌そうに立ってる人のストレスを、
 
脳のネットワークを通じて流し仕込まれて、嫌な気分になってしまっている…と。

人によっては、「あ、この人何か嫌なことがあったから不機嫌そうなのかな」程度で、

大して不快感を感じない人もいれば、「自分に対して腹をたててるのかも」と不安になったり

不機嫌そうな様子を見ただけで腹がたったりする人もいる。

人を不快にさせるポイントは、個人個人、ツボが違うわけです。

体臭やPATMで悩む人たちにとってのツボは、

周囲の人が鼻に手をやる仕草だったりする。

そうした仕草で、落ち込んだり不快になったりする。

すれ違いざまに咳き込まれたり、鼻をすすられたりするのも同様。

他の人には何でもない仕草でも、ニオイや刺激物質に悩む人にとっては

見るとストレスを感じてしまう仕草である、ということです。

ここで考えられるのは、ストレスを相手に流してくる人達というのは、

無意識に相手の一番嫌がる方法を選んでいる、ということです。

脳のネットワークのつながりがあるから、

無意識下でそうした情報がやり取りされているということ。

無意識にやったりやられたりしてるわけですから、お互いそうとは気づいていない。



なんかもう、目からウロコ、でした。

私のことになりますが、以前は体臭とPATMの悩みから解放されたあとも、

時々すれ違う人が鼻に手をやる仕草にモヤモヤすることがありました。

「これって、まだ私の潜在意識に何か不要なものが残ってるのかな」

「昔のどの記憶を解放すれば、このモヤモヤが消えるのかな」

などと考えていたのですが、

本を読んで、そういう考え方では解決できないと気づき、

それに気づいたら楽になりました。

あ、これにモヤモヤするのは、そういう仕草をする人のストレスを受け取ったってことなのか、と。



ただ、気をつけねば、と思ったのは、被害者意識に陥らないようにすること。

「自分はストレス処理をさせられる被害者だった」という考えは役に立ちません。

そもそも、自分にストレスを流してくる相手も、

元はよそから流されたストレスが原因だったりするからです。

大嶋先生も、これに関しては「聖人君子はいない」と断言されています。

ストレスを流された自分もまた、誰かにストレスを流している、ということです。

誰が悪い、ということではないんです。

人のせいにすることや、何かに依存することは、治ることから遠ざかってしまいます。

とにかく、気づいた人からネットワークの悪循環から抜け出すことなんだと思います。





嫉妬の発作 孤独の発作



脳のネットワークの話で長くなってしまいましたが、「発作」について。

長くなったので、これについてはあっさりと。


大嶋先生はこんな本も出されています。



大嶋先生によると、嫌なことをしてくる相手は、「発作」を起こしているのだといいます。

脳のネットワークから流されたストレスの電流で「発作」をおこし、

「破壊的な人格」になって、他の人間にその電流を流すような嫌な言動をしてしまう、と。

その発作の原因が主に「嫉妬」である、というのが上の本。

体臭やPATMに悩む人たちを始め、自己肯定感の低い人は

「自分みたいな人間は、嫉妬することはあっても、人から嫉妬されることなんてない」

という人がほとんどだと思います。

でも、大嶋先生のこの本によると、

自己肯定感が低かったり、苦しい思いをしている人ほど

実は周囲の発作に足を引っ張られて、そのような状況に追い込まれているのだ、といいます。

中には、そういう考え方は、「人のせいにしすぎなんじゃないの」とか

「自意識過剰」「傲慢」と見る人もいるとのことですし、

私も最初は、「これは私には当てはまらないかな。嫉妬はしてもされる方じゃない」と思ってました。

でも、本を読んでみたら、納得してしまったのでした。

ちょっとだけ説明すると、先生の言う「嫉妬」というのは、

「弱者に対してするもの」ということなんです。

例えば親から見て「子どものくせに自分より優れたものを持っている」とか

同級生同士でも「自分より成績が悪いのに先生に褒められてた」とか。

自分より明らかに格上と認めている相手に対しては、羨望はあっても嫉妬はしない、と。

格下の相手が自分より優れたものを持っていたり、優遇されていたりすると

それが些細なことであっても、人は嫉妬の電流で発作を起こす。

それが元で破壊的な人格となり、怒鳴りつけたり無視したり嫌がらせしたりする、と。

そのとき嫉妬の電流が、脳のネットワークを通じて、相手に流されるんですね。



ここで何が言いたいのかというと、嫉妬されて足を引っ張られる人というのは

周囲から「格下」「弱者」に見られている、ということ。

そしてそれは、能力の有無とかじゃなく、自分で自分を認めてないから、

自己肯定感が低いから、周囲から「格下」「弱者」認定されて、

嫉妬の電流を流される対象になってしまう。

だから、本当に、自分を大事にすることが重要になってきます。

まずは自分が自分を認めてないと、現実でも周囲から認められない存在となってしまいます。

「自分を認めない」状態が慢性化し、その程度が根深くなるほどに

周囲のストレスを処理する「汚物状態」もひどくなってしまい、

我々のようにニオイ(刺激物質)に苦しむこといなったり、体調不良になったり、

その他様々不利益を被ることになるのです。






ちなみに、「発作」の原因は嫉妬だけではないとのことで、

最近の大嶋先生のブログでは、「孤独」という言葉が多く出てきます。

特に、1/10の記事では、孤独からくる発作のことが書かれています。

興味のある人は読んでみてください。

大嶋先生は、他人から流される嫉妬や孤独の電流を

かわしたり防御したりする方法をいくつも提唱されてますが、

今度は、防御するだけでなく、ストレスを「力に変える」方法にもたどり着かれたようです。


緊張しちゃう人たち(無意識の世界へダイブする)




集中力が続かなくなってきたので、ここらで切り上げます…。




最後になりましたが。

無意識下でつながる脳のネットワーク。

それを通じて他人から流されるストレス。

でも、それを受け入れ続ける必要は全くないんです。

自分を大事にして、自己肯定感をあげて、「弱者」から脱却する。

そうして、脳のネットワークを通じてやり取りされる、

嫉妬や孤独の電流の影響を受けないようにする。

そうすると、嫌な目に合うことがどんどんなくなっていって、生きやすくなる。

体臭やPATMの悩みはもちろん、他の悩みもなくなっていく。

で、何度も記事で取り上げていますが、

自分を大事にできるようになるには、潜在意識のクリアリングが有効だと思います。





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